理事長所信

2021年度 一般社団法人 三原青年会議所 理事長所信

うねり

ひとつ言葉を発する。ひとつ行動を起こす。
ひとつの出来事が何もない水面に高低運動を起こし、
巻き込み、大きなうねりとなって広がっていく。
明るい豊かな社会の実現のために、
うねりを起こすきっかけを、
大きなうねりを広げていくきっかけを
つくるのは私たちであると確信し邁進する。

 

第60代理事長 舛谷 明倫

 

【はじめに】

 2020年7月から9月にかけて開催される予定であった東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルス感染症の世界的流行により1年間の延期が決定した。世界規模で経済や流通に変化を与えることなど、誰も予想することができなかった。人と会うこと、外を歩くこと、今までは当たり前にできていたものが今まで通りにはできなくなる。
私たちの住み暮らす三原においても同様である。当たり前のように人と会うことは制限され、当たり前のように開催されていたイベントは多くが中止となった。しかしながら、このような状況になったからこそ私たちは、いつもあるものに感謝と尊敬の念を抱くことができたのではないだろうか。望まれたものではないが、立ち止まることで気づけたことも多い。
困難な状況である今だからこそ、考え、行動することこそが私たちの本質と考える。歩みを進めよう。

【新ビジョンを推し進める】

 三原青年会議所は1962年の創立以来、明るい豊かな社会の実現のため、時代に即したビジョンを策定し自分たちの活動の道標として活用してきました。
少子高齢化や人口減少、情報技術の発展によるさらなる情報化時代、気候変動に伴う自然災害の増加、そして新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための生活様式の変化。
様々な社会情勢や自然環境の変化がある中で、責任世代である私たちの活動の原点を見つめ直し、あるべき姿や進むべき方向性を明確にすることが必要であると考え、昨年度三原青年会議所の方向性を示す新たなビジョンを策定しました。
『Connect Possibilities』 ~可能性を紡ぎ まちづくりの火種となる~
という新たなビジョンを掲げます。
新ビジョンでは「愛されるまち」「愛されるひと」「愛されるわたしたち」の3つのジャンルに分類し、それぞれの現状、問題点、そして私たちが活動していくうえでの行動指針を示しています。先人たちの教えを守り、新しい風を吹き込むことが私たちの使命であり、責任であるとの認識を持ち、会員が一枚岩となって「明るい豊かな社会の実現」を目指し邁進してまいります。

【三原のたからを醸成する】

 三原のたからは何だろうか?
もの・歴史・ひと・環境・文化、三原には多くの注目すべき資源があります。三原のまちに住み暮らす私たちは今後も三原のまちとともに生きていきます。三原の魅力を知り、三原に誇りを持ち、三原のたからを継承し続けていくことは私たちの使命と考えます。先輩諸兄より脈々と受け継いできた精神と行政機関・教育機関・地域コミュニティとの関係性を最大限に活かし、これからの三原を担う世代へと三原のたからを受け継いでいくことで、三原のまちのさらなる発展を目指し取り組んでまいります。
1976年より三原青年会議所は中心となって三原やっさ祭りに参画してまいりました。昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け発足以来初めて中止となりました。毎年当然に『ある』と考えていたものが実施できなかった状況に悔しさと虚しさを感じます。
祭りのない夏を過ごし、私たち三原青年会議所会員がいかに三原やっさ祭りに対して誇りを持ち、期待をし、感謝していたのか再確認することができました。昨年抱いた思いを胸に市民総参加の笑顔あふれる三原やっさ祭りを今後も10年、20年と続けていくため全力で取り組んでまいります。

【背水の陣 拡大活動】

 三原青年会議所の活動が深みをもって広がりを見せるために、多くの同志が集まり、多種多様な価値観を共有する組織であることが重要です。
三原青年会議所の会員数は減少傾向にあります。会員拡大の取り組み方に改革が必要です。会員が個別に動くスタイルから会員が一つにまとまり、組織として効果的にそして継続的に拡大活動を行う必要があります。合わせて、会員一人ひとりが拡大活動の必要性を肯定的且つ明確に捉えることが求められています。
また、長期的な視野を持ち、地域における優秀な若者の流出を防ぐために、地域と若者を結びつけ、まちづくりへの関心を抱かせる取り組みも重要な拡大活動です。若者が地域の在り方に関心を抱き、私たちと一緒に地域の未来を創り上げる。そして将来、私たちの同志としてともに活動していけるようなプロセスを構築してまいります。
会員拡大の成功事例に学び、戦略的に取り組むことで人を『集める』から人が『集まる』組織を目指します。会員が一つにまとまることで10名の会員増大を達成します。

【伝える大切さ 広報活動】

 本年度も私たちの運動を市民の方に伝えるため、自分たちのまちに関心を持っていただくため、やっさもっさ新聞をはじめとする各媒体を通じて広報活動を行います。私たちは今までにも広報活動の在り方を試行錯誤してまいりました。各媒体の長所と短所を考え、その特性を活かすことで効果的な広報を生み出すことに繫がります。
外部に向けた広報と同様に組織内に向けての広報も重要です。例会行事の内容や事業の詳細を会員に対し魅力的に伝えることが、会員同士の結束力や一体感を醸成します。
そして、広報の在り方について会員全員で学ぶ必要があるのではないでしょうか。伝え方、伝わり方の重要性は、急速な時代変化に伴い増してきているように感じます。青年経済人である以上、時代に取り残されることなく上手に広報に向き合うことが私たちを成長させてくれると確信します。

【笑顔あふれる交流を】

 三原青年会議所は年間を通じて先輩諸兄や各諸団体、友好JC、そして会員間、会員を支えてくれている家族との交流を図る場を設けています。
会員間の交流はもちろんのこと、私たちを温かく見守っていただいている先輩諸兄や私たちを支えてくれている家族、活動に賛同していただく各諸団体との交流をより深く図ることで一層青年会議所活動への理解を得られることでしょう。修練により育まれる絆だけでなく、交流から生み出される友情も私たち会員の活動においての重要なエッセンスです。

【定款・規程の修正】

 三原青年会議所で定めています定款や規程には私たちが円滑に活動していくために必要なルールが刻まれています。私たちはこのルールに沿って活動することで規律ある組織として自他ともに認められているのです。その時々で表現を修正したり、社会情勢に合わせ変更を加えながら現在に至るまで引き継がれた定款や規程は、三原青年会議所が守り続けてきた伝統の一部といえるのではないでしょうか。昨年、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今までに想定していなかった体験をすることになりました。また、現在の私たちが置かれている状況にそぐわないことも出てきました。
有事の際に円滑に活動を行えるように、持続可能な組織を形成するために、伝統を重んじつつ定款や規程を読み解き修正する必要があると考えます。

【むすびに】

 私たちが今こうして活動できていることは、これまで数多くの先輩諸兄が営々と築いてこられた歴史と伝統があるからです。歴史と伝統ある一般社団法人 三原青年会議所 第60代理事長として精一杯努力し、会員全員が一枚岩となり活動できる環境を整え、1年間ともに歩むことで大きなうねりを起こすために邁進してまいります。先輩諸兄並びに会員の皆様のご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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