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    理事長所信

    2015年度 理事長 所信
    【スローガン】
    実践
    ~未来のために今を生きる~
    ■はじめに
     2012年の政権交代により発足した第二次安倍内閣はアベノミクスと呼ばれる経済政策を発表した後、政策は政府の強いリーダーシップにより矢継ぎ早に実行され、その効果は経済界などから一定の評価を得ることになりました。さらにその他の要因も含めこの国全体の景気回復への期待は高まり、解決しなければならない様々な課題があるにしてもこれまでにはない経済に対する明るさがあると感じています。一方で国民意識としては、先の東日本大震災は被災地に甚大な被害をもたらしましたが、被災者を支援する国民の行動や被災者の礼節を保った行動は世界から称賛され、日本とはどのような国であるのかを見直すきっかけになったと感じています。国民が忘れかけていた日本人としての誇りを取り戻そうとしている今、この国は真の再興に向けて歩みを進めていると言えるのではないでしょうか。
    この三原市においては地域経済の衰退や進む少子高齢化、ペアシティ東館跡地の活用法検討など解決に向けて取り組まなければならない課題が多くあります。そのような中、本年三原市は新しいまちづくりの指針となる「三原市長期総合計画基本構想」を策定し、10年後を見据えたまちづくりがスタートしますが、それを実現するためには行政だけではなく三原に住み暮らす人々や企業の参画が何より大切なことです。私たち青年会議所はそれらを繋ぐ架け橋としての活動をこれまで以上に積極的に行なうことが必要であると考えます。
    青年会議所はまちづくり奉仕団体でありながら会員の意識を変革する団体でもあります。多くの会員が自分のためにという動機で入会しますが、いつしか自らの時間を割いて同志のために、市民のために、まちのために自分が出来ることをする、という自分以外のための行動を起こすようになります。それは青年会議所活動に携わることによりそれまでの自己中心的とも言える固定概念が壊され、利己から利他に意識が変革されるからです。この利他の精神を持つ私たちJAYCEEが未来への想いを形にしてゆくことで、このまちの、この国の明るい未来を切り拓いてゆかなければなりません。
    ■新ビジョン「Direction Toward HAPPINESS―笑顔への道標―」の実現に向けて
     一般社団法人 三原青年会議所は1962年の創立以来、明るい豊かな社会の実現のためにその時々で掲げたビジョンに基づき様々な活動を展開してまいりましたが、昨年私たちは青年の視点でこのまちの将来像を求め、今後の私たちのまちづくり活動の方向性を示す新たなビジョンを発表しました。今回のビジョン刷新は2005年の新三原市誕生を機に策定された5つ目のビジョン「三原の誇想 創力(こそう そうりょく)」以来9年振りとなりますが、新ビジョンではこれまでの中から今後も継続して取り組む項目とこのまちやこの国が抱えている課題とその解決に向けた新たな取り組みを掲げています。またグローバルな組織である青年会議所に属する私たちは地域のことだけでなく国家や世界についても学ぶ機会が多くあります。学校教育では学ぶことのない知識を得ることやこの国の素晴らしさを再確認すること、そして世界を舞台に活躍されている方の話を聞くことなどは私たちの見識や活動の幅を広げることに繋がるため、私たちはそのような機会を有効に活用しなければなりません。そしてこれまで以上に市民、企業、行政、他団体と連携しつつ新ビジョンに掲げた取り組みを実践してゆくことでより良い社会の構築を目指してまいります。
    ■三原ブランドの確立に向けて
     1976年の第1回開催から本年は記念すべき第40回を迎える三原やっさ祭り。その設立趣旨は「市民総参加の心の触れ合いの場づくり」であり、それに賛同した三原青年会議所は第1回開催以降、毎年実行委員長並びに多くの会員を運営会議体に輩出し、その運営の一翼を担ってまいりました。昨年私たちは「2尺玉花火打ち上げプロジェクト」募金活動を三原青年会議所の事業として実施し、多くの市民や企業からご協力をいただきましたが、その活動を通じてこの祭りがまちに与える影響の大きさを改めて感じました。私たちは今後もこの祭りがより盛大な祭りに発展してゆくことを願う者として積極的に関わってまいります。
    やっさ祭りの花形と言え、多くの市民が踊り手として参加するやっさ踊りは小早川隆景公が三原城を築城した際、その完成を祝い民衆が踊ったことが始まりとされていますが、その三原城は2017年に築城から450年を迎え、現在行政は三原城築城450年事業の基本方針の策定を進めています。私たち三原青年会議所としてもその機会を有効に活用することで多くの市民に他市にない三原の良さを伝えてゆきたいと考えていますが、そのためにはこのまちの歴史をより詳しく学び、誇れる資源を再認識することで築城450年の節目を祝うにふさわしい事業の実施を目指してゆきます。

    想いを伝播させるために
    地域の宝である子どもを育成する教育環境を整え、且つ地域がより活性化するためには希薄化している地域のコミュニティを再生し、その機能を強化する必要があるのではないでしょうか。また現在の高い生活水準や価値観の多様化した社会において明治維新より続く中央集権体制は限界を迎えていると言え、そこから脱却し自立したまちを目指すためには住民が自らの住む地域の課題を解決できる仕組みを構築する必要があり、その上でも地域コミュニティの役割は重要であると考えます。私たちはこの課題を解決するための調査研究として各地のコミュニティ再生に対する取り組みや成功事例、そして地域の自立について深く学び、その上で次世代にこのまちを受け渡すために必要な取り組みなどを発信することでその必要性を訴えてゆきたいと思います。それ以外にも市民にとって有益な情報を三原青年会議所新聞「やっさもっさ」など既存の情報発信媒体の活用だけでなく、より効果的な発信にも挑戦することで多くの市民に伝播してゆきたいと思います。

    ■LOMの活力を向上させるために
     より地域に大きな影響を及ぼす組織になるためには私たちの想いを共有して共に活動する仲間を増やすことが必要不可欠です。それは利他の心を持った地域のリーダーが増えることに繋がり、組織運営の面では取り組む活動の選択肢が広がることに繋がります。昨年は近年にない9名の新たな同志を迎え入れるという大きな成果をもたらしましたが、そのプロセスをしっかりと検証した上で新たな戦略を立て、本年も具体的な数値目標を掲げて会員拡大に取り組んでまいります。また私たち自身が地域のリーダーとして、青年経済人としてより活躍するためには物事の本質を理解する力や大局的な視点で物事を捉える力、そして将来を見抜く力などを今以上に磨くことが必要であり、日本青年会議所の様々なプログラムの活用も視野に入れた研修事業を実施することで社会に貢献できる人財を育成してまいります。
    現在、近年入会者が会員の半数を占める中でこれまで以上に組織の基盤を強化するためには組織のルールなどを再確認することで共通の認識を持つ必要があります。そのためには会員に規則遵守への意識を向上させることや会員の和が強まる組織運営を心がけることで基盤強化を図ってまいります。私はこれまでの青年会議所活動において、また仕事において行き詰まったときに思い出すことがあります。それは「自分たちのまちは自分たちの手で創る」という青年会議所の創始の志です。この志は青年会議所活動だけでなく、全てに通ずると私は思っています。社会のために、地域のために、会社のために自分が出来ることは何かを考え、行動をすることで解決への扉は開かれます。待っていても何も解決しません。だから前を向いて未来のために今を積極果敢に生きてゆこうではありませんか。
    最後に、今私たちがこのように活動が出来ていることはこれまで数多くの先輩方が53年もの永きにわたり、営々と築いてこられた歴史と伝統があるからです。私はそのことに常に感謝しつつ、第54代理事長として精一杯努力してまいる所存です。先輩諸兄並びに会員皆様の暖かいご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

    第54代理事長 大石 努

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