「私は車椅子でしか動くことができないので、センターの4階に隔離された状態で身動きがとれないんです。寒かったです。病院というのは空調が行き届いているけど、電気がこないと何の役にもたたないんです。トイレも辛かったです。水が出ないから、トイレが使えないんです。それと、連絡が思うようにとれないというのは結構不安なものなんですよ。妻にとってもわたしにとっても。でも、みんな大変で苦労しながら頑張っているんです。自分だけが久井に戻る気にはなれなかった。」
神戸は保健・福祉の分野でも全国的にも進んだまちと見られていました。しかし、予想を超えたこのたびの震災という非常事態は、普段の常識が通らないくらい誰もがパニックに陥ってしまっていたのです。
「あの日は休日だったから、僕のリハビリ仲間には自宅に帰っていた人もいました。家は壊され、命からがらにでてきたのに、センターは緊急に運ばれてきた患者で一杯になっていて戻ろうにも戻れないんです。避難所に行っても人で溢れてて、車椅子が通れる幅もろくになくて本当に困ったと嘆いていましたよ。」
非常事態に遭遇した時、一体何をどうすることが必要なのでしょう。
それでも、いろんな人にお世話になり、こうして頑張っていられるのも、みなさんのおかげだと感謝しています。」
元気な口調で、体験を語ってくださった梶谷さんの笑顔がとても印象的でした。しかし、三原のまちは果してどれくらいひとに優しいまちなのでしょうか?
この番付は日本弁護士連合会(以後略して、日弁連)が昨年の10月に行われたシンポジウムのなかで「高齢者の人権と福祉―介護のあり方を考える」という報告と一緒に紹介したものです。
今、日本全国の地方自治体では国のすすめる「高齢者保健福祉推進10か年戦略(ゴールドプラン)」をもとに「老人保健福祉計画」(以後略して、策定計画)が策定され進行しています。
日弁連では高齢者福祉の現状と「老人保健福祉計画」に関するアンケートを実施し、広島県では県庁所在地の広島市と人口2万人程度の自治体の向島町、保健福祉の先進地として全国的に評価されている御調町の計3自治体で、三原市はアンケートの対象になっていませんでした。そこで、三原市民生部高齢者福祉課にご協力いただき、日弁連の採点表に基づいて広報委員会で算出いたしました。結果は160点満点で86点です。みなさんはこの点数をどう受けとめられますか。高齢化社会に向けて保健・福祉・医療の先進地といわれる御調町で104点ですので、決して低い点数とはいえません。しかし点数だけでその自治体の策定計画の進行、浸透具合を単純に評価することは非常に難しいことだと思います。
私たちも含めて利用する側の住民意識にどこまでこの策定計画が浸透しているのでしょうか。
723 三原市皆実町1331-1三原商工会議所内 (社)三原青年会議所 広報委員会宛
TEL(0848)63-3515 FAX(0848)62-1141
三原バイパスの長谷側の出口を出た沼田川河川敷(現在、三原市営苗圃)に、洪水や災害時などの緊急復旧活動を行う拠点として河川管理施設である「河川防災ステーション」の設置が広島県で検討されています。昨年の12月6日に整備検討委員会が組織され、学識経験者、経済界代表や市民団体と行政が一緒になって検討を重ねておられます。
河川防災ステーションの機能として水防センター、土砂備蓄場、ヘリポートなどを備え、洪水などの災害時の拠点となります。また、平常時には市民が憩えるレクリエーションの機能も備えた多目的施設です。
この河川敷周辺は、葦の群生、野鳥の飛来など県内でも自然が楽しめる場所として有名です。水辺に対する社会的な注目の高まりとともに、治水のみでない水辺空間の利用が進んでいることに期待したいものです。
もったいない絵日記大募集
地球の目で“もったいない”を考えて、あなたの家庭から“もったいない”をはじめましょう。
「もったいない」についてどうお考えですか。わが国で何世紀にもわたって日常使われてきた「もったいない」という言葉は多くの意味を含んでいます。簡潔に表現するなら、地球上のすべてのものを愛し、大切にして、活かしきってゆく思いではないでしょうか。家庭で「もったいない」について話し合ってみて下さい。そしてお子さんと一緒に実行してみましょう。
はじめに
「もったいない」と思うことを、家族で思い浮かべ、この様にしたら工夫して無駄をはぶけるのにと思うことを話し合いましょう。
子どもたちも、どんどん意見を言ってね。
次に
みんなで考えた、「もったいない」ことを工夫して実践しているところを子どもたちに描いていただいてください。
A3サイズで画用紙に絵を描いてください。
最後に
絵日記とコメントなどが書き終わったら、(社)三原青年会議所までお届け下さい。
青年会議所は世界的な組織で活動しています。環境保全を含めた地球の将来のために「もったいない運動」をJC世界組織レベルで展開しています。ご家庭から送っていただいた絵日記は、国際青年会議所のコレクションとしてまとめられ世界に向けて広く発表し、素晴らしい絵日記を表彰いたします。
詳しくは…
〒723 三原市皆実町1331-1 三原商工会議所内(社)三原青年会議所 事務局まで
TEL(0848)63-3515 FAX(0848)62-1141
ここが好きわたしの“備後”
備後百選をみんなの手で創りませんか
まちの自慢をしてください
=備後百選大募集=
備後連邦ではあなたのまちを自慢する情報を待っています。私たちの住む備後地域やその周辺であなたの知っている、あなたがこだわっている、とっておきの場所、風物、祭り、風習、郷土料理などなど、備後だから味わえるそんな情報を満載した資料集を一緒に創ってみませんか。きっと自分たちのすむ備後の素晴らしさが再発見できるはずです。
備後地方の7青年会議所(三原、尾道、因島、府中、福山、笠岡、井原)は備後連邦という組織をつくって活動しています。7つのまちは方言、生活、文化などつながりの深い地域です。ともに暮らす7つのまちの広域的なまちづくりの在り方を備後連邦は研究しています。
たとえば
◎有名ではないけれど、この季節にここからみた風景は素晴らしいよ!
◎有名な観光地だけど、本当の見どころはココだよ!
◎遠方からきたお客さんに是非これを食べてもらいたい!
◎この石碑のいわれを伝えておきたい!……などなど
応募方法は指定の用紙に記入して下記応募先までご郵送下さい。
応募用紙はうきしろロビー、リージョンプラザ、中央公民館、三原図書館にもあります。
応募締切りは3月末日です。
情報を採用された方には「備後百選」をお贈りします。
応募先
〒723 三原市皆実町1331-1 三原商工会議所内
(社)三原青年会議所
備後百選選考委員会宛
TEL(0848)63-3515 FAX(0848)62-1141
JCINFORMATION
動きだしたヨ 今年のやっさ!!
キャンペーンテーマ大募集
三原やっさ祭り実行委員会では、『第21回三原やっさ祭り』を盛り上げるため、キャンペーンテーマ(キャッチフレーズ)を募集しています。8月9・10・11日の3日間開催予定の三原やっさ祭りが、やっさ祭りの新たなスタートの年として、若者らしい大胆な発想と行動力を生かし、市民全員が気楽に参加できる祭りとなるよう頑張っています。 一人でも多くの市民に参加していただけるような、やっさ祭りにふさわしい、明るく楽しい、そして親しみやすいキャンペーンテーマをどしどし送ってください。
応募方法 ハガキ、封書、FAX、または持参。住所・氏名・年令・電話番号をご記入の上、右記までお申し込み下さい。作品は、15字以内(一人何点でも可)
募集期間 1996年2月5日(月)〜3月15日(金)まで
賞 金 優秀賞 1点 3万円
結果発表 選考後、本人宛に発送をもってかえさせていただきます。
応募先 〒723三原市皆実町1331-1
三原商工会議所内 三原やっさ祭り実行委員会 まで
TEL(0848)62-6155 FAX(0848)62-5900
その他
採用テーマは、ポスター・チラシ等の印刷物すべてに使用します。
※応募作品の著作権は主催者に帰属し、作品は返却いたしません。
ちょっと一言
●ゴミ問題 もっと考えて!
可燃ゴミの一部有料化が始まって10ヶ月が過ぎました。ゴミの減量には確かに効果があったようです。ただ、有料化という一番楽な手段を三原市が選択したように思えてなりません。理想は、私たち市民が環境問題も含めたゴミ問題に理解を深め、その結果として、無料でも、ゴミの量が減ることだと思います。私たち地域住民のモラルの向上こそが、ゴミ問題の最終的な解決手段ではないでしょうか。
また、環境問題を考えると、ゴミのリサイクルを避けては通れません。現在は、可燃ゴミと不燃ゴミだけの2分別回収ですが、さらに細分化して回収する必要があるのではないでしょうか。短期的にはコストがかさむでしょうが、システムが確立されれば、リサイクルによる収益が寄与してくれると思います。
将来は、不燃ゴミも有料化されてしまうのではないかと心配です。何か良い方法がないものでしょうか。(中之町・主婦)
●ふるさとを思う
故郷の三原を離れてもう20年になります。今では盆と正月に帰る程度ですが、離れて感じる三原の思いを書かせていただきます。三原出身者として悔しく思うのが「出身は?」と聞かれて「広島県です」と答えざるを得ないことがあることです。尾道や瀬戸田に比べ、残念ながら知名度が全国的に低いのです。「三原の特徴はこれだ」というものがなんとか創れないものかと思うのは私だけではないはずです。東京や関西の学校に行った若者たちがまた戻ってくるような魅力あるまちづくりはできないでしょうか。せっかく近くに国際空港ができたのですから本郷などを含めて広域圏での発展が望まれます。それと「三原の特徴」に関して残念に思うのが、城下町として栄えた三原のシンボルの城が、鉄道敷設のためにその姿を城跡に残すのみとなったことです。もしも、完全な形で残っていたなら貴重な三原の名物、遺産になっていたでしょうに。やはりまちづくりは次の世代のことを視野にいれて考えてゆくことが大切だと思います。 (千葉 習志野・男性)
●頼兼駅に期待
私は、宮浦に住むおばあちゃんです。息子夫婦と同居するために、3年前、河内町から越してきました。去年のお正月に息子が、「おばあちゃん、頼兼に駅ができるんよ。河内も近くなって便利になるね。」と教えてくれました。駅までは、バスを無料で使えますが、バス停からホームまでがおっくうで、ついつい出不精になっておりました。若い方にはわからないでしょうが、足腰の弱い年寄りには階段を上ることより、降りる方が大変なんですよ。新しい頼兼の駅には、下りのエスカレーターがあれば、今の三原駅よりも便利になると期待しております。宮浦は大学もできて、ますます賑やかになっております。若い方々のご活躍を期待しつつ、一筆申し上げました。
かしこ(宮浦・女性)
=新入会員募集=
"いっしょにまちを考えよう"
(社)三原青年会議所は現在、三原市及び近隣町村の40歳までの青年約80名(内、女性会員3名)で組織されています。そして、次代を担う青年としての指導力の開発や、「明るい豊かな社会」を構築するための社会開発運動に積極的に取り組んでいます。ぜひ、私たちと一緒に「明るい豊かなまち三原」を目指して活動してみませんか。
◆入会資格
・年齢25〜35歳(原則として)
・三原市内及び近隣町村に在住、または勤務されている方。
・性別は問いません。
◆入会希望の方は…
・まず規定の入会申込書を提出していただきます。説明会・面接の後、4月〜6月例会の間、仮入会員として青年会議所活動に参加していただき、入会の意志を確認の上、7月例会において正式入会を決定します。
◆申込締切・1996年3月20日(水)※詳しくは(社)三原青年会議所事務局までお問い合わせください。
〒723 三原市皆実町1331-1 三原商工会議所内
(社)三原青年会議所 会員拡大研修委員会宛
TEL(0848)63-3515 FAX(0848)62-1141
モニターになって下さい
やっさもっさモニター募集中!!
"やっさもっさ"ではモニターを募集いたします。私たち(社)三原青年会議所は市民の皆さまとのコミュニケーションを図り、愛され、親しまれる広報紙を目指しています。アンケートにお答えいただいたり、本紙に対するご意見、ご感想をお寄せいただくモニターの方を募集いたします。
◆モニター期間
1996年2月号〜11月号まで
◆申込先
〒723 三原市皆実町1331-1 三原商工会議所内
(社)三原青年会議所 広報委員会宛
TEL(0848)63-3515 FAX(0848)62-1141
本紙『やっさもっさ』は、1月から11月まで毎月1回3万2千部発行し、新聞折り込みを中心に配布しております。何卒ご愛読ください。