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2010年度 社団法人 三原青年会議所

理事長 所信
 
2010年度スローガン
超   克
変革の瞬間(とき)のりこえろ!未来を切り拓くために・・・、今を
 
現在、我々が住む地球上では、先進国のみならず、新興国の急激な経済発展などによる食糧及び資源不足や都市化・工業化による自然環境破壊が進んでいます。またアメリカ合衆国のサブプライムローン問題に端を発した金融危機がさらに深刻化することで、世界経済全体にその影響が拡大し、経済成長も著しく失速するなどの問題が起こっております。このことから、我々は将来に確かな見通しが持てない中、未来に向けて、不安を抱きながら日々を過ごしています。
近年、世界の超大国として君臨してきた、アメリカ合衆国においても、今までのやり方が通用しなくなったことを表す結果として、チェンジをスローガンに掲げたバラク・フセイン・オバマ・ジュニア氏がアメリカで初の黒人大統領に就任したことは、象徴的なことだと思います。
日本でも昨年の総選挙において、これまでの政治に対するゆきづまり感から、市民意識に変化が現れ、その結果、圧倒的な存在感をもっていた政党が大幅に縮小し、変革を求めていた政党に政権が移りました。このことから、今、時代は変化を求めており、その変化に向けて変革のできる強いリーダーシップをもった真のリーダーが必要となってくるでしょう。今こそ、変革の能動者たらんとするJAYCEEが、志を同じくする多くの青年の英知と勇気と情熱を結集し、新しい未来を切り拓くために、今をのりこえてゆかなければならないのです。

【VISION「三原の
誇想(こそう) 創力(そうりょく)」の実現に向けて】
社団法人 三原青年会議所は、1962年の創立以来「明るい豊かなまちづくり」を基本理念に様々な活動を展開し、常に時代の先を見据えたビジョンを提唱してまいりました。2005年に発表したVISION「三原の誇想 創力」では、私たちの住む三原が、10年、20年先に都市間競争の中で存在感を示し豊かなまちでありつづけるために、まちの可能性を市民・企業・行政が互いの立場を尊重し、同じ目的に向かって協力して働き、手間をかけ、まちの素材を活かし、創り育て続けることができる真の三原の力が必要と提唱しています。
その実現のための第一前提として、まちづくりに対して市民の意識向上を目指して、互いの繋がりを感じ、信頼関係を築き上げられるように取り組んでまいります。
そうすれば、おのずと大きな相乗効果が発揮され、一体感を持ったオリジナリティあふれるまちづくりができ、我々の住むまち三原の存在意義が高まってゆくことでしょう。

【地域の力確立に向けて】
国の構造改革の推進によって地方分権型社会へと舵が切られつつあります。それぞれの自治体が、真の意味で自主自立するためには、市民自らが地域の未来への方向性を決めることに積極的に関わってゆかなければなりません。その根幹として、唯一無二である地域の歴史・伝統・文化・風土・自然などの有形・無形の地域資源を調査研究し、地域アイデンティティとして、活かしたまちづくりの確立こそが、厳しい地域間競争に生き残るための方向性を指し示す、大きな旗印となるのです。
近年、食品製造業者のモラル崩壊や品質管理の低下により多発する、食品偽装問題や有害物質が含有している食品の流通による事件・事故が目立ちます。これらのことから大多数の消費者が信頼のおける、安心で安全な食品を求める時代を迎えております。また、もう一方で、日本の食料自給率は40%を割り込み、数多くの食品を諸外国からの輸入に頼りながらも、未だに飽食国家として位置付けられております。このままでは、生きる上で基本となる食に対しての安全と安定供給に対して、不審感と不安感を常に抱えることになるでしょう。  
今後、安全な食料の安定確保と地場産業の発展を繋げて考えると地域で生産し、地域で流通し、地域で消費するローカルファースト、つまり地産地消が一つの理想モデルと考えられます。三原における地産地消が、地域アイデンティティを活かした上で、市民自らが積極的に携わってゆける形にすれば、一体となった地域の相乗効果が高まり、地域の大いなる力となるでしょう。
 
【郷土愛を育む地域へ】
我々の先達は古来より、温暖な瀬戸内海気候や豊かな水源に感謝し、助け合いながら生活をする中で、先人を敬い、他者を思いやる心が芽生え、人とひととの繋がりを大事にしてきました。しかしながら、私達を取り巻く地域社会は、物質的に豊かになることで、自然の恵みに感謝する気持ちが少なくなり、人に頼らず生きてゆける様になったことで、人間関係が希薄になっていることから、社会や他者に対して無関心になり、利己主義的な価値観の中で、心は貧しくなっている様に感じます。
このような状況は、地域で暮らす子ども達が郷土三原に関心を持つ事や、積極的に地域の人との関わりを持つ事を大きく阻害していると考えます。
未来を担う子ども達を心豊かに育むため、行政や各諸団体と連携を図りながら、子ども達が郷土三原の歴史・伝統・文化・風土・自然などに関わる機会を積極的に提供する中で、地域の大人との交流を通して、地域に根差すことの素晴らしさを伝えてゆければ、おのずと郷土三原を愛する心が芽生えてゆくでしょう。
 
【組織の力向上へ】
青年会議所運動を継続してゆくために、会員拡大は必要不可欠であると考えます。社団法人 三原青年会議所の同志を増やしてゆき、組織の力を強化することは、明るい豊かな社会の実現に向けての大いなる一歩となるでしょう。また、青年会議所の運営を効率的かつ効果的に行う組織へ進化をすることで、メンバーの青年会議所活動と仕事との両立をより円滑にし、積極的に活動してゆけるようにしてまいります。
 
【公益法人取得に向けて】
公益法人制度改革により、2008年から2013年までの猶予期間を経て現在の社団法人は消
滅し、公益社団法人、一般社団法人、解散のいずれか選択することを迫られています。公益法人として認められると多くの制約を受けるデメリットもありますが、メリットとしては「公益」という名称の使用が可能になり、社会的信用を高め、地域での活動のしやすさや、税制などで優遇措置を得られることができます。その一方で、公益法人取得に向けての前提条件である事業費割合増加にとらわれすぎると、会員サービスの大幅な低下に繋がり、会員一人ひとりの修練による自己啓発の場が失われる可能性もあるかと思います。今こそ、青年会議所の原点と存在意義を見つめなおし、改めて検討する必要があります。
 
【有効的な情報発信】
社団法人 三原青年会議所の存在意義をより明確にし、志に共鳴する仲間を増やすために、青年会議所運動をあらゆる方向に情報発信することは、対外的にコンセンサスを図る上で重要な手段であるとともに、使命であると考えます。地域メディアとの連携をしっかりと図りながら、様々な情報発信ツールの特性を十分に認識し活用した上で、青年会議所運動のより効果的な情報発信を行ってまいります。
 
【資質向上をめざして】
自分が不満に感じていることを周りのせいにしても何の問題解決にはなりません、自分の環境にある全ての要因は自分自身にあるのです。今の自分が何をなすべきか、どの様な人を目指すのか、明確にイメージすることで、目の前にあるあらゆる問題をのりこえてゆけると考えます。
私が青年会議所活動を通して、本質的に学んだことから考える人の資質とは、世の為、人の為にと思う奉仕の精神を持ち『はい、よろこんで!』と素直な心で、積極的に変革を求め、主体的に行動できる人だと考えます。私達はせっかく青年会議所という組織に参画しているのですから、修練による自己啓発の場や交流を通じて資質向上を図り、そのメリットを最大に活用してゆきましょう。
 
2010年度社団法人 三原青年会議所は99年以来、実に11年ぶりに広島ブロック協議会の会長を輩出いたします。この機会をチャンスととらえ最大限に活かすため、社団法人 三原青年会議所会員を積極的に広島ブロック協議会へ出向させ、支援してゆくのはもちろんのこと、LOMでは体験できない事業に携わり、ブロック内の多くの仲間と切磋琢磨することで知識・経験・スキルの資質向上に繋げてゆきたいと考えます。出向で得た学びや人脈を、LOMや仕事、そして地域へ役立てゆければ、新たなる未来への可能性が拓けるでしょう。
 
最後になりましたが、数多くの先輩方が48年もの永きにわたり、営々と築いてこられました歴史と伝統ある社団法人三原青年会議所 第49代理事長として精一杯努力してまいる所存です。先輩諸兄ならびに会員の皆様方の暖かいご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 
第49代理事長予定者  原 邦高
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